伊東市街の中心部を流れる松川沿いに広がる伊東温泉。平安時代にはすでに記録に残された歴史ある湯で、江戸時代には江戸城への献上湯に用いられていた。約800ヶ所の源泉からは毎分3万3000リットルも湧きだし、その湧出量は全国で第4位を誇る。共同浴場も多く、大規模な割に静かな温泉街にはたくさんの文学碑があり、明治以降多くの文人墨客に愛されたことを物語っている。また満潮時には10数mの高さにまで潮を吹きあげる「汐吹岩(潮吹岩)」や美しいリアス式海岸「伊東城ヶ崎」を巡るハイキングコースなど見どころもたっぷり。
泉質−単純泉・弱食塩泉/泉温−25〜68度/効能−リューマチ、創傷、皮膚病、神経痛、婦人病、筋肉痛、関節痛、腰痛、冷え性など